BEAT主義日記
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back in the U.K.


2009/08/19

一昨日の夜、38度6分まで体温が上がり、「まさかインフルエンザか?」と不安になり、
夜中に先生に診て頂いたところ、結果は幸い陰性。
朝までにはどうしても治すぞ!と気合いを入れて大量の汗をかき、どうにか無事に飛行機に乗った。

機内で読んだ『エンジン』誌の鈴木正文編集長のコラムが相変わらず面白い。
マイケル・ジャクソンの死をオスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』のストーリーとシンクロさせ、カプリ島でのバケーションという憎いシチュエーション付きで滑らかな筆が走る。

SS ジャガー100を颯爽と乗りこなし、御自身の美意識を語る舘ひろしさんのインタビューも素敵だった。
乗馬、洋服、ゴルフも車も英国風とおっしゃる舘さん。
舘さんと初めてお会いしたのはBOΦWYが初めて「夜のヒットスタジオ」という番組に出演したときのこと。
リハーサルでも緊張しまくりの俺たちにするりと駆け寄り「君たちかっこいいよー!」とお声をかけてくださった。
当時の舘さんは今のダンディなイメージより、クールスのボーカリストとしてのワイルドでシャープなイメージが強かっただけに、そのひと言は意外だったし、嬉しかった。
後にロンドンに長期滞在していた際、偶然ホテルが一緒の時があり、ご親切に部屋に招いて下さった。
部屋の中でもスーツを崩さず、純英国調の部屋に肖像画のようとけ込んでいらしたのがとても印象的。
その後、森田君&大地真央さんの結婚披露パーティーなど、何度かお会いし御挨拶させていただいたが、
一番最近お会いしたのは川村カオリちゃんの告別式。
一列左斜め前に舘さんはいらしたが、じっと黙って祭壇を見つめる姿にお声がけできなかった。

久しぶりのロンドン。
今回は滞在日数分のスーツのコーディネーションをパックしてきた。
40歳になった頃、、男はスーツをしっかり着れなくては格好わるい、と思い立ち、英国、イタリア、日本のテーラーで何着もスーツを作った。
『ドーベルマン・ツアー』の時は、ステージでもブラック・スーツだったが、楽屋に戻りシャワーを浴びてまた、スーツに着替え、タイを巻いて食事に出かけたものだ。(ホルモン焼きにもね(笑))

最近のお気に入りはラルフローレン。
柔らかなシルエットがいい。
このBLOGやmy space で使用しているビビッドな色合いのコーディネートもラルフローレンのもの。
紫のタイをピンクのシャツに遊び心たっぷりに合わせるなんて楽しみはスーツならではのもの。
今回の英国ではチーフやカフス、タイピンなどを小物を探すのも楽しみだ。
アンティーク市場で世界に一つのものと出逢うのもいい。
時間があればタキシードを作るのもいい。
今回は公園でもスーツでいようと思う。
芝生にスーツで寝転がるのも、ロンドンならではの楽しみ

ただいま。

俺の愛したロンドン。

いや、今もまだ、俺は君に夢中だ。


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