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TOP > Special > COME RAIN COME SHINE

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2011.5.18 New Single Release

 最新作「COME RAIN COME SHINE」についてお話ししましょう。
 オリジナル・アルバムとしては「ギタリズムV」から約4年振りとなる本作は、アーチスト活動30周年アニバーサリー・イヤーを通して感じた様々な思いと共に綴った「布袋寅泰第二章」のスタートにふさわしい、最新にして最高の一枚に仕上がったと自負しています。
 30周年では、僕のギタリスト、そしてソングライターとしての原点であるBOØWY、そして復興支援ライブで久しぶりに同じステージに上がった吉川くんとのCOMPLEX、ソロ・デビューアルバムのギタリズムから試行錯誤の繰り返しを経て現在のスタイルに至るまでの過程を、ギタープレイを通じて再確認することができました。それはこの「COME RAIN COME SHINE」に強く反映されていると思います。
 今まで意識的に封印していたBOØWYの頃のような曲作りやサウンドアプローチなど、今改めて自然に受け入れることが出来たのも、30年後という長い年月を経たからこその原点回帰と言えるかもしれません。
 インタビューではなかなかお話しする機会のない各曲に込めた想いや、ギタープレイ、サウンド、そしてレコーディング裏話などを書き連ねたいと思います。
 2月6日にリリースされるアルバムを想像しながら、そしてお手元に届いた時には、曲を聴きながら楽しんでもらえますように。

 それでは一曲目から御紹介しましょう。

 この曲を一曲目選ぶには少し勇気が必要でした。というのも今作にはキャッチーなイントロやサビ、ワクワクするようなビートなどいわゆる万人ウケしそうな曲もたくさんある中、いきなり飛び出す難解な歌詞のリフレイン、抑揚をおさえたワンコード進行とリズムなど、言ってみれば少しマニアックな曲であえて選んだ理由は一つ。僕のギタースタイルを象徴するシャープな切れ味のカッティングからスタートしたい。これは前回のツアー中に心に決めていました。BOØWYの「BAD FEELING」やCOMPLEXの「二人のAnother Twilight」などの乾いたファインキーなカッティング・リフは、ギタリスト布袋の最大の特徴として皆さんの記憶に残っていることと思います。僕の職業はギタリスト。しかしテクニック的には決して上手いギタリストではない。かといって音に味があるタイプとも言い難い。オールド・スタイルの古き良き時代を感じさせるギタリストでもないし、評価しづらいギタリストだと思います。しかし独自のスタイルを持っているギタリストということだけは、皆さんに伝わっているのではないかと思っています。
 14歳の時マーク・ボランのポスターを見て「カッコイイ!」という理由だけでギターを選び、今もそれだけの理由でギターを弾いています。ギターはカッコいいもの。それぞれの理由や解釈は違えど、これは万国共通どころか人類共通のものです!チューニングの仕方も知らなかった僕が初めて弾いたのは誰かの曲ではなく『Beat』でした。一番太い6弦を不器用に握ったピックで「ビン、ビン、ビン!」とリズムを刻んだとき、僕の心は踊りだしました。その後はビートルズやストーンズに始まって、ハードロックやプログレなど様々なレコードを聴きながらも、僕はいつもその音楽の中の踊りだしたくなるようなギターの音を探していました。高校生で黒人音楽と出会い、レイ・パーカーJr.やワー・ワー・ワトソン他、黒人のファンクギタリストに夢中になり、僕の理想のギタリスト像は「マーク・ボランのようなグラムな衣装で、黒人のようなファンキーなカッティングを、クラフトワークのビートをバックに踊りながら弾くギタリスト」という何とも奇妙なものでした!
 この曲の使用ギターはおなじみの白黒幾何学模様の「HOTEIモデル」、ソロはサスティニアック搭載モデル。アンプは20年前にロンドンでQUEENのブライアン・メイのギターテックの方を通じて購入したマッチレス。今回このアンプは里帰りを果たしました。イントロからフィルインして躍動的なリズムが絡むところ、そしてリイントロ1分34秒の刀を振りかざすようなサンプル音が気に入っています。
 ゲスト参加してくれたROXY MUSICのアンディ・マッケイ氏のサックス・ソロも聞き所。ジャズではない、ブルーズでもない、独特のアートな香り、そしてリリカルな旋律。そしてそこに絡むバッキングのワウを踏みながらのカッティングもお聞き逃しなく。
 ソリッドでダイナミックなドラムは山木秀夫さん。ベースはアルバム全曲井上富雄くんが弾いてくれています。プログラミングは岸利至くん、福富幸宏さんが担当してくれました。
 「言霊 Lives In My Words 愛を伝えに行こう 胸に仕舞い込んだ想いは叶うはずさ」いしわたりくんが紡いだ印象的なサビのフレーズが皆さんに何を伝えようとしたのか、謎解きをするように言葉とビートの絡み合いを楽しんでください。

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