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TOP > Special > COME RAIN COME SHINE

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2011.5.18 New Single Release

 「大切な人との別れ。しかし心と心は永遠に繋がっている」別れをテーマに書いた久しぶりのラブソングです。高校をドロップアウトして、プロのミュージシャンになるという夢を叶える為に、故郷の群馬から上京した時の思いと、昨年、東京からロンドンに向かって出発する時の思いは、とてもよく似ていました。自ら何かを断ち切るように別れを選ぶ。何かがスタートするときは、何かが終わるときでもあります。
 シンプルなメロディを活かすため、なるべく装飾的なアレンジを排除しました。ドラムはあらきゆうこさん。モダンと王道のバランスが素晴らしい彼女のドラミングが、淡々としていながらも沸き上がる情感をとてもよく表現してくれました。
 シンプルなゼマティスの刻みはOKテイクの歪み加減がどうしても気に入らず、何度も録音し直しました。暗すぎず、そして乾き過ぎず、胸の温度感をイメージすればするほどその音を出すのは難しく、このアルバムで一番手こずった曲かも知れません。
 美しいストリングスは古き友人であるサイモン・ヘイル氏のアレンジのもと、久しぶりにアビイ・ロード・スタジオで録音しました。アビイ・ロードには住んでいたこともあるので懐かしかった。以前アシスタント・エンジニアだった人が立派なメイン・エンジニアとなり録音に参加してくれたのが嬉しかったです。ロンドンのストリングスは相変わらず素晴らしく、この曲の色彩を深めてくれました。
 このアルバムの中でも最も好きな曲のひとつです。

 タイトル曲の「Come Rain Come Shine」。Jazzのスタンダードにも『Come Rain or Come Shine』という曲があります。直訳すると「降っても晴れても」という意味になりますが、「どんな時も」と大きな意味で使われる言葉のようです。
 「ロンドンは天気が悪い」という印象をお持ちの方も多いと思いますが、確かによく雨は降るし曇り空も多いけど、一日中じとじとと降る雨はなく、雨のあとには必ず気持ちのよい青空が広がります。一日の天気予報も「雨のち晴れのち雲、のち雨のちところにより雷、霧」と、一日のうちにすべての天候が表示されることもあります。今回のアルバム・ジャケットの写真はロンドン在住の元プラスチックスで活躍なさっていたチカさんのお家の屋上をお借りして、アートディレクター兼カメラマンの永石勝さんに撮影してもらったものです。この日の空も白い雲と雨雲が青空に同居するコントラストがとてもロンドンらしく、まさにタイトル通りのジャケットが生まれました。
 ニュー・オーダーやOMDなどにも通ずるNEW WAVE、エレポップ風サウンドの核になったのは、あらきゆうこさんのストイックなドラムです。初期のドラムマシーンは無機質ななかにもどこか温もりがありました。彼女のドラムはいつもヒューマンな体温を感じます。ギターは「HOTEIモデル」この曲でもアンディ・マッケイ氏のサックスが色彩を放ちます。青空をゆったりと雲が泳いでゆくような、そう、ROXY MUSICの名作「AVALON」の世界観です。当初ギターソロだった箇所に岩里さんが歌詞を書いてしまったので歌ってみたら意外に面白く、初めての歌詞付きのギターソロが生まれました。
 僕はこの曲をヘッドフォンで聴きながら朝ジョギングするのが好きです。軽やかな気持ちで一日をスタートできるのです。皆さんもどうぞお試しになってみてください。

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