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2011.5.18 New Single Release

 生涯のマイ・フェイバリット・アルバムと訊かれたら、高校生の頃からの愛聴版である10ccの「How Dare You! / びっくり電話」と答えます。中でも「I Wanna Rule the World」や「Don't Hang Up」などの、めくるめく展開が繰り広げられる曲には首ったけでした。演劇的で、どことなくユーモラスでスラップスティック、それでいてキュンと泣けるメロがある。僕の音楽はきっと一般的にビートの効いたアグレッシヴで男臭いイメージでとらえられていると思います。実際そういった部分をあえてデフォルメして表現してきたところもあり、それはそれで誤解でも間違いでもないのですが、この「My Ordinary Days」のような曲をいつか作りたい!とずっと思っていました。今回この曲を作れたのは、森雪之丞さんの長年の夢であったロックオペラ「サイケデリック・ペイン」という舞台作品の音楽を担当させてもらったおかげかもしれません。いつもの音楽制作過程とは全く違う、脚本の中のストーリーや登場人物、そして台詞に合わせて曲を作るという作業はとてつもなく大変なものでしたが、同時にとても刺激的なものでした。初のミュージカル音楽を楽しみながら書けたのは、中高生の頃夢中になった10ccやキンクス、QUEENやスパークスといった、シアトリカルな要素を取り入れたバンドを聴いてきたからでしょう。
 この曲に歌詞をつけるのは作詞家にとっても大変な作業だったと思いますが、そこはさすが森雪之丞さん。「大好物だよ!」と言って快く引き受けてくれました。「アンティークの目覚ましは週に3度 …壊れる」という森さんならではの印象的なフレーズからスタートするこの曲は、いくつものパートがコラージュのように折り重なって進行します。リズムもツービートからワルツに、スローな幻想的なシーンから徐々にテンポアップして行き着くエンディングはサーカスの音楽をイメージして作りました。歌詞の中に登場するリスは僕の暮らすロンドンの家にときおり顔を出すかわいいリスです。
 人々は様々なストーリーと共に、川のように流れてゆく人生を紡いでいる。楽しく、切ない素敵な曲です。

 コケティッシュな雰囲気のこの曲もまた、CARSやスクイーズなど、僕の愛したNEW WAVEバンドの匂いを散りばめた楽しい曲です。いしわたりくんとの詞の打ち合わせの際、主人公は「少女」、追いかけてもスルリとかわされる、天使のような笑顔で時をかける、不思議な少女の物語にしよう、と決めました。そして彼が作り上げたのがこの「Daisy」という女の子。
 はじめのデモテープではBメロもサビもストレートな8ビートでしたが少し単調な気がしたので、思い切ってBメロをワルツに、サビを半分のテンポに落としました。結果的にとても不思議で斬新な仕上がりとなりました。時には大胆な発想も必要だということを再確認することができました。
 ドラムは山木秀夫さん。日本最高峰のドラマーでありながらも、レコーディングではいくつもの種類のスネアを試してくれたり、プレイに関しても音に関しても決して妥協しない姿勢から多くのことを学ばせてもらいました。最近はデジタルレコーディングの利点を活かし、時間や予算を考えての効率的なレコーディングが主流となりましたが、スタジオは我々ミュージシャンにとって最高の修行の場です。いい音を出すには、いい音を録音するには、そしてそれを再生するには、技術や知識や感性、そしてなにより努力が必要です。
 ギターは「HOTEIモデル」、歪ませても歪まないこのギターならではのビートサウンドです。

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