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TOP > Special > 布袋寅泰 GREATEST SUPER LIVE "GUITAR × SYMPHONY" HOTEI with THE ORCHESTRA ~World Premiere~ Powered by MINI ROADSTER.

SP

―ストレートにうかがいます。今回、歌うんですか?

布袋 オーケストラと一緒にやるという事で、オーディエンスの皆さんから果たして今回歌うのか、立って拍手していいのか、かしこまったタイプのコンサートなのかという質問も多く寄せられたんだけど、もちろん歌います。しかし通常のロックバンド形式のコンサートとは違って、オーケストラでしか出来ない、ギターとオーケストラで僕の音楽スタイルを奏でる可能性を追求したいので、前半はじっくり聴いてもらって、後半はみんなで楽しめるような構成にしようと思っています。

―オーケストラは、ライブではどんな役割になるんですか?

布袋 レコーディングでバンドの演奏にオーケストレーションを付けるのとはまた違って、オーケストラと僕が実際に一緒にやれるから、完成された譜面できっちり構成されたものだけじゃなく、自由なものになると思います。もちろんドラムとベースも入りますから、ロックとしてのモダンなアプローチもしっかり出来る。しかも今回はオーケストラのアレンジにサイモン・ヘイルという僕のGUITARHYTHM時代からの仲間、言ってみれば僕のことを本当に理解してくれているアレンジャーだから、自由にアバンギャルドに、僕とオーケストラの掛け合いみたいなものが出来ると思う。

―全体の7割くらいは歌うんですか?

布袋 そこまでは歌わないかも…。「半分くらいかな」と言っておくのがいいかもね。ただ、ハンドマイクでオーケストラを背負って歌うというイメージはまったく無い。逆に、ギターを持ちながらなので、僕としてはそれも楽しみです。オリジナル・アルバムのバージョンではバンド+オーケストラになっている曲は、普段ライブでやる時はオーケストラの部分をキーボードで補っていた。特に懐かしいGUITARHYTHMシリーズでは映画のサントラのようなオーバーチュア(序曲)や幻想的なオーケストレーションを入れてきたんだけど、ライブでは再現不能じゃないですか。でも今回はそれが事細かに出来るので、みんなCDでよく聴いていたあの曲が、実際のオーケストラで生で聴けるという楽しみもあると思います。
ファンの皆さんはギター・リフの効いたスピード感のある僕のイケイケのロックンロールの世界ももちろん楽しんでくれているし、一方でアルバムを聴いてくれているファンの皆は、かなり色んなスタイルの音楽を楽しんでもらっているんですよね。中でもオーケストレーションというのは僕の音楽ではすごく大きな割合を占めている。だから“GUITAR × SYMPHONY”は突飛な世界ではないので、意外とスムーズに、みんな受け止めてくれるんじゃないかな。よく「ロックだからライブハウスでやってくださいよ」って言われるんですが、武道館でオーケストラと一緒にやるロックがあってもいいと思いますね。

―オーケストラを率いるサイモン・ヘイルは、どんな人ですか?

布袋 彼は若い頃からロンドンで天才的キーボード・プレイヤーとして認められていた人で、友人を通じて僕のアルバムに参加するようになった。『スター・ウォーズ』の音楽を担当したジョン・ウィリアムズがアイドルで、ああいう楽譜を書くのが夢だと聞いていたので、「じゃあ、僕のアルバムで思うようにオーケストレーションをやってくれないか?」って依頼した。で、初めて一緒に作ったのがアルバム『GUITARHYTHM Ⅳ』の「TIME HAS COME」という曲だった。レコーディングはビートルズで有名なアビーロード・スタジオで、当日、サイモンはオーケストラが来る2時間前から入って譜面のチェックをしていた。彼がやけに緊張しているから「大丈夫?」って言ったら、「頑張る!」って。本番が始まっても、タクトが震えてる。でも素晴らしいテイクが録れた。で、後から聞いたら、そのとき、サイモンは初めてオーケストラの譜面を書いて、しかも初めてタクトを振ったんだって。僕はてっきりやった事があると思っていたんだけど(笑)。
彼の夢が叶った記念すべき曲が「TIME HAS COME」という曲だったんですよね。そこから始まって、僕のほとんどのオーケストレーションは彼の手によるものだし、『新・仁義なき戦い。』のサントラのピースのほとんどのオーケストレーションも彼。いわば僕のオーケストレーション・サイドの長年のパートナーなんですよね。初めて僕とオーケストレーションやって、その後はもうあっという間に英国の超人気アレンジャーになっていった。彼の良いところは凄くオーセンティックな、ジョン・ウィリアムズのようなスケール感のあるものから、ジャジーなもの、はたまたビョークのようなアバンギャルドなものなど、とっても幅があるところなんです。

―初めて指揮したのがアビーロード・スタジオって、すごいですね。

布袋 なにより彼のスターティング・ポイントに立ち会えたのが嬉しかった。人生の中で何人かの重要な出会いってあると思うんですよね。僕の場合、BOØWYのメンバーがそうであるかもしれないし、30周年を一緒にやったバンドの連中もそうかもしれない。そして間違いなく、サイモンはその一人。彼がいるという安心感のお陰で僕は色んなイメージを具現化できた。今回この話が来たときも、最初からサイモンありきで考えた。彼じゃないとイメージ湧かないなっていうか。だからサイモンも喜んでるし、燃えてます。ドラムとベースは、サイモンの仲間のイギリスのミュージシャンを呼ぼうかなと思ってます。



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