BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

  • babylon standard
  • my space
  • hotei mobile
  • beat crazy
  • the principle of beat
2008年5月21日

* 有森裕子さん

昨夜は有森裕子さんとお会いしました。

清々しい笑顔が似合う美しい人でした。

貴乃花親方や辰吉丈一郎、極真空手の松井館長、ヤンキースの松井秀喜くん等、時代を切り開き頂点に立ち、そして今もなお戦っている男達を友人に持つという幸運に恵まれ、彼らとの交流を通じ多くのものを学ばせてもらっているのですが、そんな中友人の紹介で日本を代表するランナーでいらっしゃる有森さんと嬉しい初対面。
麻布の割烹「分とく山」で心のこもった美味しいお料理をいただきながら、「走る」ことについてのテクノロジー、スピリッツ、オリンピックや大会のエピソードなどを語っていただき、音楽の話や、世界を旅した話、世界の文化の相違や、腹を抱えてしまうような笑い話まで、気づけば4時間半、会話が途切れる間もなく大いに語り合いました。

世界には様々なマラソン大会が存在するとのこと。そしてその多くの場合、試合の後にはロックのコンサートが催されたりするそうです。「スポーツ」と「音楽」と「アート」が一つとなって観客と楽しみながら盛り上がる祭典。その名もロックンロール・マラソンと名された音楽とマラソンの融合を試みるものから、様々な趣向を凝らした大会が数多く存在することを知り驚きました。「東京マラソンでもそんな素敵な試みが実現できればいいのにね!」などと話しつつも「きっと多くの批判の声にかき消されてしまうのでしょうね...」と嘆く二人。
いつか実現できたらいいのに!!!

有森さんは想像以上に聡明かつ大胆な方。
すべてのお話に説得力があり、僕は終止うなずきっぱなしでした。
我々の世界も見えないハードルを少しずつ上げ、自分で自分を超えて行かねばならぬ厳しい世界とは言え、アスリートや格闘家達の壮絶な戦いとは比べ物になりません。
しかし彼女は「音楽からは常に前向きなエネルギーをもらっています」と言ってくださいました。
我々にとってそれ以上の喜びはありません。
スポーツの世界から放たれる眩しい光を浴び、我々は感動と勇気を受け取ります。
自分の音楽もまた誰かにとって少しでもポジティブな力になれれば、と思います。


力強くもチャーミングな有森さんとの再会の日を今から心待ちにしています。