BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

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2008年5月 8日

* The THREE「裏切り御免」 発売!

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皆さん、もう聴いてくれましたか?

絶賛時差ボケ中ではございますが明日はMUSIC STATION生出演です。

タモリさんのMCを予言。

「あぁーホテイさん、お久しぶりです。相変わらずデカイですねぇ...」

そう。Mステに出演の際、かなりの確率でこう言われます。(ほぼ100%)

どうぞそちらもお楽しみに!(笑)


今回のニューヨーク一人旅はリフレッシュ以上の意味合いを持つ貴重な旅となりました。
長いツアーを終え、ライブDVDの編集〜リリースでまた一節自分の活動に区切りをつけた後、達成感&充実感と共に訪れるのは「空っぽの気持ち」です。ホンネを言うと「ワンダラーズ」という素晴らしき仲間達ともう少しこのまま満たされた関係を続けたい気持ちも強いのですが、その反面「温もりを捨て孤独な道を行け!」という声が心に響くのです。

『表現者は決して満たされてはいけない。』

ギターを始め、バンドを組み、右も左も判らぬままこの世界に飛び込んだ20数年前と比べれば自分を取り巻く環境は比べることが出来ないほど充実しています。(昔住んだアパートには風呂もトイレもなかったのですから!)様々な経験と冒険を重ね手にした幸福に感謝をしつつも、常にどこかで「ゼロに戻りたい」という真逆の感情が心を揺さぶります。
「常に前向きにモノを作る」「自分を超えようと努力する」もっと極端に言えば「生きる」為のモチベーションは、どの瞬間も当たり前に存在するものではありません。しかしそれらは「理由がある」ものではない。「生きる」ことの理由を知る為に「生きている」のが私たち。
幸せばかりに囲まれて温々と過ごせば、その幸せに飽き足らなくなるのが人間。そして不幸の中に居て幸せをうらやむのもまた人間。

そんな中で「夢」という一文字が何故誰もにとって「幸せ」以上の意味合いをもたらすのか?それはきっと「追うもの」だからかもしれません。追わぬ限り手に入らぬもの。つまり自分次第。自分の努力のバロメーター。誰かに対してではなく自分の中に光をもたらすのが「夢」。内から輝いている人間は、また人にも「夢」を与えます。まばゆい光の力で、人は夢見る自分を思い出すのです。
今回ニューヨークで出会った素敵な夢追い人たちは「燃え尽き症候群」でありながらも、また新たな火種を起こし、自分のハードルを上げ、それを越えなければならぬ自分に対し、大いなる勇気を与えてくれました。文字通りかけがえのない体験となりました。
ブログでの駄文から、そんな感情のすべてを読み取っていただけるとは思いませんが、「旅に出る」ということが「繰り返される日常」にどれだけ新鮮な変化をもたらすか、ということを感じ取っていただけたら幸いです。


「あれ?ホテイさん、また背が伸びた???」


「心もちょっと成長しましたよ!(笑)」