BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

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2008年8月 9日

* NEW AUDIO SYSTEM到着!&中野裕之監督試写会

BLOGを書くのは一日の終わりが好ましいとは判りつつも、ぼんやりと疲れた頭で書くより、一夜明けた朝に、前日の記憶がどのくらい鮮明に心に残っているかを確認しつつ書こう。
一口でもお酒を飲んだら、言葉の選び方が直感的になるものだ。
後悔するような言葉は決して書くべきではない。
BLOGをスタートした時に、そう自分と約束した。
昨日と今日が繋がっている、という意識を持って、今日の為に昨日を書こう。

昨日は午前11時からヘアカット。
とにかくまず「真っ黒」に染めてもらう。
白髪隠しではありませんよ。念のため。
ヘアのカラーリングの材料はもの凄く進化しました。
自分が高校生の頃はオキシドールで色を抜いたり、バンド時代もブリーチ材を塗ったまま何時間も放ったらかしにして、毛先がちぎれるまで髪を痛めたものです。
クレイジーカラーと呼ばれる絵の具のようなもので、赤や青や緑など、毎日のように色を変えていました。
奇抜な服と髪型で街を闊歩するのが自己主張でもあり、社会に対する抵抗でもあり。
今思えばかわいいものです。
「真っ黒」にするのも、茶髪全盛の時代へのささやかな抵抗かもしれません。

午後は先日BLOGでも書いた、NEW AUDIO SYSTEMの設置。
自宅スタジオに音楽作りのシステムとは別に、純粋に音楽を鑑賞する為の機器を導入しました。
まずはスピーカーの梱包にビックリ!
まるでビンテージのワインを大切に箱詰したような木箱から、赤い布に包まれたスピーカーが。

BOX.JPG

SPEAKER.JPG

SONUS FABERのGuarneri Mementoです。
本当に美しいスピーカー。ため息ものです。

そしてプレイヤーとアンプはHEGEL社のもの。
こちらも硬質でエレガントなデザイン。

HAGEL.JPG

シンプルなセットアップですが、艶かしい、奥行きのある素晴らしいサウンド。
当分はこのシステムで、人生を彩った名盤達を聴く毎日が続きそうです。



夜は中野裕之監督の新作短編映画集「男たちの詩」試写会へ。

第59回カンヌ国際映画祭で批評家賞を受賞した「アイロン」を始め、津軽出身のニューハーフと南部出身のオカマの会話劇「スパゲティ・ナポリタン」他、可笑しくて切ない男たちの5編の物語。
どこをとっても中野裕之の美学に溢れる作品ばかりでした。

タイポが美しい。
構図が美しい。
色彩が美しい。

9/6から恵比寿の東京写真美術館にで限定上映とのこと。
是非みなさんもご覧になってください。


夜中にルーリーと散歩。
こんなに暑いと朝も昼も歩けないからかわいそう。
たくさんの愛犬家の方々と
「こんばんわ。暑いですね...」
とすれ違いました。


そしてスタジオでマイルスを聴いて、blu rayに録画したオリンピックの開会式を見て、
眠りについた充実した一日でした。