BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

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2009年5月14日

* 9泊10日5公演!!!の長い旅

久しぶりに東京へ戻りました。

連日のライブに正直身体は悲鳴をあげているけど、開演時間が近づき、楽屋に皆さんのHOTEIコールが漏れ聞こえてくると、指先の痛みや小さな憂鬱は消え去り、今夜も出来る限りの輝きを放ちたい、と全身に力がみなぎるのです。
永遠にステージに立っていたいと思うけど、それは誰にも約束されるものではない。
プロとしてデビューしてから数百ものステージを経験してきたけれど、これからまた同じ数のステージをやれるかと言えば否。
今夜が最後のステージだとしたら...。
心の迷いを捨て、未だなお自分が自分の選んだ道を歩き続けていられることの奇跡に感謝し、鏡に小さく微笑んで、光の待つステージへと向かう。
これが俺の仕事であり、自分の選んだ道です。

旅先でのオフ日は身体を休め整え、心にエネルギーを注入する大切な時間。
今回は名古屋でクリント・イーストウッド監督の『グラン・トリノ』を、大阪ではショーン・ペン主演の『ミルク』を観ました。
『グラン・トリノ』は平日の昼間にも関わらず劇場はほぼ満員でした。客席を埋めていたのは自分より10も20も年上の人生の先輩ばかり。
それぞれがスクリーンを見つめながら、イーストウッド氏演じる主人公におのおのの人生を重ねて、ほろ苦くも愛おしい類い稀なるこの素晴らしい映画を味わったことでしょう。
それぞれの年代によって、きっとストーリーから感じ取るものも違ったことでしょう。
あまりにも完璧なる映画でした。

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『ミルク』はショーン・ペンがオスカー主演男優賞を獲得した話題の映画。
同性愛者解放運動というシリアスなテーマを、迫真の演技で活き活きと演じたショーン・ペンに脱帽です。
両映画ともに、単に味わい、楽しむ為だけの映画ではなく、見終わった後の打ち砕けるようなショックが心にずっとエコーしています。
この二人の主人公に、そしてそれを演じた素晴らしき表現者たちに、尊敬を遥かに超え、ひれ伏すしかない自分を恥じると同時に悔い改めたく思った。
『今からでも遅くない。困難から逃げようとせず、人生を見つめて生きる勇気を持て』
とこの2つの映画は強く語りかけてくれました。
音楽の力と同様、映画の持つ計り知れない力を思い知らされた2作品でした。

戻り日は石川セリさんのラジオ番組にお招きいただきNHKへ。
いつお会いしても美しく、楽しいセリさん。
嬉しくておしゃべりし過ぎたかしら?
放送をお楽しみに。

NHKから食事の場所へ向かい、タクシーを降りようとした瞬間!
『ガシャーン!!!』
と後部に衝撃が...。
急停車というわけではなかったと思うのですが、バイクが衝突。
幸い、怪我はなかったようですが、ビックリしました。

そして今日はルーリーを連れて海へ。
心配していた通り、芝生は雑草で埋め尽くされ、早速雑草刈り。
山へではなく、海へ芝刈りへ。(笑)
一心不乱に雑草を刈る。
これもまた休日の正しい過ごし方、となってしまいました。
久しぶりのルーリーは本当に嬉しそうで大はしゃぎです。
ルーリーファンの皆様へ。
笑顔のルーリーをたくさん!

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目一杯潮風を味わってサンセットドライブ。

明日への鋭気を養う最良の一日でした。

さて、明日は久しぶりの帰郷。

群馬のみなさん、思いっきり弾けましょうね!!!

楽しみにしています。