BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

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2010年11月 8日

* 寺尾聰さん

昨日は六本木のライブハウス『ABBEY ROAD』寺尾聰さんのライブを観に行きました。

シナトラ・スタイルのアレンジで一癖も二癖もある名曲達をカバー。
キーボードが3人、ギターも3人!ドラム、そしてベースは寺尾さん御本人。
「気の合う仲間たちと音で遊ぶ場なんだ。気軽に遊びにおいでよ」
と誘っていただいたのは、先日ビーチハウスのお隣さん宅にて行われた『ビーチで秋刀魚パーティー!』の時のこと。
寺尾さんはビーチの御近所同士。
初めてお会いしたにも関わらず、とても優しく接していただいて感激したのです。
僕の主演した『サムライ・フィクション』での演技を褒めていただき、
「布袋さんは今後も絶対映画の仕事を続けるべきですよ」とおっしゃっていただき恐縮しきり。
黒澤明監督のエピソードや、年を重ねてこそ楽しめる音楽がある、というお話伺いながら
あっという間に楽しい時間は過ぎたのでした。
その日は写真家の繰上さんや森雪之丞さんも御一緒でした。

さて、昨夜のライブ。
遊びと言っても本気の遊び!バンドの皆さんとの息もピッタリです。
あのシルキーな歌声はもちろんのこと、なんと言っても素晴らしかったのはベースプレイ!
転調の多い複雑なコードをしっかりと支えながら、ベースを弾きながら歌うのは至難の技です!
基本的にはピックで弾かれるのですが、要所要所ではピックを口にくわえ指弾きでオブリを入れる
そのタイミングの絶妙なこと。
アットホームなムードの中、極上のユーモアを交えてのMCがまた最高でした。
最後の曲でピックが見当たらない仕草をなさったので、
「僕ので良ければお使い下さい」
とポケットから自分のピックを取り出しステージの上の寺尾さんに差し出すと
「ありがとう!せっかくだから一曲演ろうよ!」と予期せぬお誘い。
寺尾さんの隣でギターを弾くなんて夢のようでした。
日本を代表する名優として知らない人はいない寺尾さんですが、彼は紛れもなく最高のミュージシャン。
素敵な先輩とこうして御縁が出来たことを心から幸せに思います。

terao.jpg

写真はビーチにて、操上さんが僕のライカX1を手に取りスナップして頂いたもの。
同じカメラでも全然違う!当たり前か...。